2011年3月26日土曜日

震災備忘21  怒りのエネルギーは故郷の再生に

◎「どこに避難?ガソリンもないし…自主避難指示に(読売新聞)」「住民に判断“丸投げ” 屋内退避、一転自主避難(東京新聞)」昨日一日中気分を害していた素がこの件。菅総理の会見も同様、中身がどこを探しても、無い。やってるフリのホトホト呆れるホトトギス。

◎「水たまりの危険性把握していた…東電伝えず」。政府しかり東電の隠蔽体質はこれからドンドン晒されることになろう。アメリカの持っている情報もドンドン意図的にリークされる時期に来た。それが何を意味するのか、政府と東電、マスコミ、はては日本人に腹の括りを促している。そのフェーズに入ってきた。返す返すも初動対処の間違いに起因。

◎怒りのエネルギーは、吐き出すのも抑えるのも今のボクには大層な労力を費やす。昨夜は早めに爆睡、7時間は寝たろうか。どうやらその効果を感じる朝になった。スッキリ晴れの春の陽も今まで見る青空の美しさと質が違って見えるのも今の心理を映している。庭の木が左右上下に揺れて風が電線伝いに意地悪な音を鳴らす。

◎いつものように朝の電話をいわきの実家に。昨夜の避難話の影響か、無理に大丈夫の心理が電話から伝わる。突っ込んだ話を避け表面的な話題に終始。今は、ある意味善意はイジメにもなることを意識しておくことも肝要かと。まず聞くこと。受け止めること。日常を意識させるには、ここは無関心を装う関心に努めたい。

◎ここで自問自答を繰り返すと、慈善活動の中身について。2級の障害者手帳を持つ我が身は、善意と慈善を受ける側にほぼ歳の数ほど長らくいる。また先進国を主に海外渡航も多い体験から彼らの善意と慈善の意識と行動の質が日本人のそれとちと違うのも知った。どっちが良いとか悪いとかを語るつもりもないし、ただなぁ~るほどなぁと納得した(させられた)多くの事例で少しは見識が豊かになったのは事実である。

◎自分が長らく避けてきた情動は、憐憫を乞う言動と行動。ただでさえ黙っていても憐憫を乞う自分の動きや姿がある以上そこはどこかでバランスを取らにゃならん。それが自分を形成してきた全てかもしれない。音楽がそこで果たした役割はことのほか大きい。さらに音楽に纏わることで生活の糧としてきたことは人様以上に恵まれてきたとも言える。 

◎音楽は他のどの芸術にくらべて優っていることは、聴くものを主人公にしてくれる力が桁違いに大きい。それを身を持って知っている自分がやるべきことが改めて実感。いまはそれで忙しい。結果など自ずと知れよう。とにかく悩んでいる暇などありゃしない。55ゴズラ!違ったゴジラ55!ゴジラフクシマ、ゴジラフクシマ。訛ってなけらばコチラフクシマ、コチラフクシマ、元気で~す!福島は負けない!!テヤンデェ。ニャロメ。これでイイ。