2010年10月30日土曜日

アジア歴訪日程と日中首脳会談中止の関係

オバマ大統領のアジア歴訪日程を見て、昨夜中国の突然の日中首脳会談拒否通告の裏が分かります。
じつに、中国を素通りするんですね。

11月6~8日:インド
11月9~10日:インドネシア
11月11~12日:韓国 G20出席
11月13~14日:日本 APEC出席

外交とは、じつに狡猾で刺激に満ちています。
次の大国候補、インド、インドネシアに重きを置いています。
中国包囲封じ込め作戦。徹底的に米中対立構図を築く意図があるのでしょうね。

まぁその意味で生け贄的存在になる可能性が、我が日本。気をつけないと。
菅政権、ますますグラグラしそうな気配です。

そしてこのニュース。

【モスクワ=遠藤良介】ロシアのメドベージェフ大統領が日本の北方領土訪問を計画している問題で、大統領府関係者らが北方四島を事実上管轄するサハリン(樺太)州で受け入れ準備に入ったことが29日、現地消息筋の話で分かった。大統領が31日までのベトナム訪問からの帰途、11月1日にも国後島に上陸する可能性が出ている。北方領土訪問を敢行すれば旧ソ連・ロシアの国家指導者として初めてとなり、日露関係の極度の冷却化は必至だ。(産経新聞)

ますますもって、政権内左派、弾き飛ばされる公算が大きくなってきましたね。
ようやく外務省が目立つ機会の到来です。
今後がとても見物ですねぇ。失敬。

立ち読み 当然の権利?

立ち読み 当然の権利? 発売翌日に古本化/犯罪抑止の期待も

 コンビニエンスストアでの本の立ち読みが常態化し、悪質さを増している。主に若者系の雑誌が読み荒らされ、発売日の翌日には“古本”同然、売り物にならなくなるケースも少なくない。立ち読みを規制するルールはなく、長時間に及ぶ悪質な客に対しては店員が声をかけるなど個別に対応している。一部の若者の中には立ち読みを「当然の権利」と思う意識があり、両者のギャップは埋まらない。(日出間和貴)(産経新聞)


雑誌好きとしては、過去書店でついつい何冊も買い込みがちで、毎月結構な金額を投じていました。ダウンサイジングを心がけして以来、ボクももっぱらコンビニ立ち読み派に。
どうしても買いたいなぁと思ってもヨレヨレの表皮とページにはためらいます。そんなわけでコンビニはもっぱら立ち読み、フリーの恩恵に預っています。買うのは本屋さんで、というように。
まぁ人間とは、自分のことは棚にあげるもの、と開き直って、スミマセン。

しかし近所のコンビニでよく目にする悪質さといえば、新聞の立ち読みです。これは酷い!それも60過ぎのオヤジがやっています。
あるときまで、そのコンビニで買う新聞が、どうしてこうも紙面が不揃いかと不思議に思っていたのです。これっぽっちも立ち読みが原因とは、知る由も想像すらしませんもの。

ある日、偶然にもそのオヤジの蛮行を目にして、ついつい当の本人と店のヤングに「新聞って立ち読みできんの?」と聞いたほど。

オヤジ少々たじろぎながら「いやいや記事が出ているかどうか確かめて買おうと・・・」と。ヤングは当惑気味でボクに頷く、という感じでボクの圧勝でした。しかしそれからも度々同じ光景を店の外から目撃しています。ドツいてやろうかと思うのですが、本の立ち読みと新聞の立ち読み、はたして・・・う~ん?????ネットでも新聞は読めちゃうしぃ・・・。まぁたしかにフリーの時代、でもあります。

しかし付録のDVD抜いちゃうのは、それは万引きですわね。地に落ちた感があります。ニッポン大丈夫かねぇ、であります。

しかし新聞は、やっぱり立ち読みは、あきまへん。

ではよい終末を。

2010年10月28日木曜日

イラン内部の今が気になります

キナ臭い報道です。
http://www.debka.com/article/9104/
たしかにイラン内部に揺さぶりをかけたい米欧。

さて米空母「エイブラハム・リンカーン」をはじめインド洋アラブ周辺海域に続々と艦隊が集結しています。
英国、フランスもですから、米海軍だけではないのが気になるところ。
単なる合同演習とは思えないのは、いつもの早とちり?
しかしなぜか日本メディアは報じませんねぇ。はい、せっかちですから。

2010年10月26日火曜日

三峡ダム危険水位へ

三峡ダムの水位を見ると、175mの危険水位がもう少し。
http://www.ctgpc.com.cn/inc/sqsk.php

放水量が追いつかないらしい。大丈夫でしょうか?

三峡ダムは、原爆と並び当時自力更生中国共産党躍進のシンボルでした。

そして今、各地に広がる反政府デモと三峡ダムの危うさがダブって見えて仕方がありません。
ダム上流は、雨とも言います。注視しましょうかね。

2010年10月25日月曜日

反日デモから反政府デモへ 今読もう「北京炎上」

チベット族デモも拡大 中国語教育の強制に反発 

 【北京=川越一】反日デモが続く中国で、少数民族による政府への抗議デモも広がりをみせている。中国語による授業を義務づける教育改革に対しチベット族が反発し、青海省チベット族居住区で火がついた学生による抗議行動が首都北京にも飛び火した。民族同化をもくろむ当局のいき過ぎた教育改革が、漢族への不信感を増幅させている。(産経新聞)


2007年のベスト3の本の1冊が、「北京炎上」。今後の中国をシミレーションする本としてとても印象深いものでした。

尖閣列島事件以降の中国の反日デモの行き着く先は、全土に広がる反政府デモかと想像していたら、まさにそんな流れになっていますね。

どうぞ読まれてはいかがでしょうか。お薦めします。

以下Amazonから

北京炎上-天文事件ふたたび
内容(「BOOK」データベースより)
2014年、中華人民共和国は民衆の不満に満ち満ちていた。混乱する政治、腐敗する役人、農村の困窮…。東西新聞社の北京支局特派員・田波は、出張から北京へ帰ってきた。しかし自宅にいるはずの中国人の妻・鳴風は失踪していた。不安なまま夜をすごした田波は他社の特派員から重慶で暴動が起きていることを知らされ、身分を偽って現地に赴く。市役所に立てこもる村民に武装警察は武力突入を敢行し、多くの死者が出た。その様子を記事にした田波に中国公安部の手が忍び寄る。さらには行方不明となった鳴風もまた反政府組織に関わっていることが判明する!中国各地で起きている暴動がやがて大きな奔流となって、新たな天安門事件に発展するまでを綿密に描き出した待望の近未来小説。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
水木 楊
1937年、中国上海生まれ。自由学園最高学部卒業後、日本経済新聞社入社。ロンドン特派員、ワシントン支局長、外報部長、論説主幹等を経て、作家活動に入る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

2010年10月24日日曜日

TPP試算 農業打撃4兆1000億。自給率14%に下落

農水省TPPで試算(10.22)/農業打撃4兆1000億。自給率14%に下落。

TPPこと環太平洋戦略的経済連携協定は、関税全廃を原則としているのはご承知の通りです。
上の数字は、農水省が、仮にTPPに日本が参加した際の試算です。

農業打撃総額4兆1000億円は、2008年の農業総生産額、8兆4736億円の48%。関連産業のGDPの喪失は約8兆円になる見通し。
あくまでも試算ですが、凄い内容です。TPP参加の反対勢力を鼓舞する数字です。

単純に鵜呑みにできないものの、一刻も早く外務省、経産省など霞が関を横断した議論が望まれます。
さらに消費者を交え、新しい農業評価と意識の創出に期待したいですね。
間違いないのは、農業は国家・文化の根幹です。

2010年10月19日火曜日

メギーと三峡ダム

メギーこと台風13号。
ルソン島沖で発生。中心気圧は910Pa。中心付近は最大風速55m/sですから、猛烈です。気になる進路は西。今日の午後には南シナ海に達します。そのまま行けば中国大陸上陸。ここから気になるのが、三峡ダムの水位。

三峡ダムは、国防上中国のネックともいわれ、決壊すれば長江沿いそして下流に甚大の被害をもたらします。南京、上海も飲まれてしまいます。

三峡ダムの危険水位は、170余m。実は秋の長雨で、既に170mを超え、毎日多量の放水でギリギリにあるとも。
メギーの行方が、正直気がかりです。

2010年10月18日月曜日

過去へ誘う20曲

あんまり昔を振り返るのが趣味ではないのですが、
この歳になりますと、否応なしに振り返らなくてはならない機会が増えます。

でも、こんなときは実に楽しい。

http://ameblo.jp/nihonyogaku/page-2.html#main

監修の伊藤政則さん、コーディネーションの野中規雄先輩に出演者4人で、まさに同窓会。
後がなければそのままなだれ込みたい心境でしたが、報告会という大事な仕事もありましたので・・・

さてボクの選曲は下記4つのセグメントに分けました。

【A】朝の常備曲=気分爽快編

1. The Monkees / Daydream Believer
2. Mark Knopfler / Local Hero Wild Theme
3. The Stylictics / Can't Give You Anything
4. Carpenters / Top Of The World
5. Eagles / Take It To The Limit

【B】恋愛中の常備曲=失恋の鼻歌編

1. The Band / Share Your Love With Me
2. Van Morrison / Have I Told You Lately that I Love You
3. Stevie Wonder / Stay Gold
4. Three Degrees / When Will You See Again
5. ABBA / Fernando

【C】青春期のいろいろあったな編

1. Bob Dylan / Forever Young 
2. The Rolling Stones / Out of Time
3. The Byrds / Turn! Turn! Turn!
4. Tom Waits / Ol' 55
5. Jackson Browne / These Days

【D】気付け薬編

1. Talking Heads / Take Me To The River
2. CCR / Have You Ever seen The Rain
3. Little Feat / Time Loves A Hero
4. The Stranglers / The Raven
5. Midnight Oil / Blue Sky Mine

これでボクの過去が少しバレそうだなぁ。
しかし聞かなきゃあ分からないでしょう!
特に若者には。

2010年10月17日日曜日

元気とは気の持ちよう

なかなか体調が戻りましぇんなぁ。
ダルさに支配されてイケマセン。
気合で起動するものの、それにも限界があります。
まぁ原因は分かっていますが。

さて、昨日のこと。
13年ぶりに友と再会しました。

彼は約30数年前日本を出て豪州へ。
文筆、翻訳を中心に彼地に腰を据え実績を積み、
その後NZに移住して農業を始めたのが4年前。

3時間にも満たない間に、13年分の話を聞くには無体なこと。
まぁ察することを前提で話を聞く。

お互い人生の何かを、遅まきながら分かりだした年齢ですから、
あらためて人生ドラマはいろんなことがあると実感。

先のことなど分かりませんわね。
思い切りやるしかないのですよ、やっぱり。

そう思うと、スムーズに起動できます。
気の持ちようですなぁ。

2010年10月12日火曜日

蓮舫さん、何を言っても・・・ここは頭を垂れる

写真撮影、商業目的でない=蓮舫氏
 蓮舫行政刷新担当相は12日の閣議後の記者会見で、国会内でファッション雑誌の写真撮影に応じたことについて「商業目的で雑誌の取材を受けたわけではない。政治への関心を高く持っていただきたいという思いで受けている」と強調した。(時事通信)


ご本人は、ご災難かとお思いでしょうね。
政治の世界と同時にタレント業の過去を持つ以上、こうした撮影の経緯と掲載される形態はご存知のはず。確認作業を怠ったとしか言いようがない。ある意味スタッフのミスとも。今回は有名税と割り切るのではなく、自覚見識が問われる立場におられる以上、油断したと猛省する以外にないです。

ジャーナリストのCMなど広告出演もまたしかり。ねぇ、鳥越さん。

ちなみに、蓮舫さんは、嫌いではありません。蛇足ですかなぁ。
とにかく、ここは負けるが勝ち!を求められる場面ですぞ~。まぁその負けず嫌いが、エエのですが。

2010年10月9日土曜日

正当な反骨精神

【北京時事】フジタの現地法人社員、高橋定さんが搭乗したとみられる中国東方航空機が9日、河北省の石家荘空港を出発し、上海・浦東空港に向かった。(時事通信)

大変でしたね高橋さん。まず解放されて良かったです。

しかしこのタイミング、ノーベル平和賞騒動にリンクしている、とも思えてきます。
が、そこは中国人の知恵、中国人船長拘束と同じ、19日。

さて、中国人初のノーベル賞受賞が平和賞とは、実に考えられたものですね。
対中ツッコミの先鋒は、やはり人権問題です。
中国の先進国意識に手を突っ込むには、まずは人権!

受賞に異を唱え報道管制まで徹底する中国政府。こんどはFTA交渉にも難クセ付けるでしょうか。

彼らの切り札は、お金。国債を大量に買うとか、はてはアメリカにさえボーイングを何十機も発注。残念ながら現実にはそれが欲しくて妥協する国は沢山います。日本も同様。

でもこれはやっぱりまずいでしょう。ノルウェーに学び正当な反骨精神を今意識しなくては、ね。金より大事なものがある!

2010年10月8日金曜日

G20議長国の憂いそれともシカト

さっきNHK9時のニュースをつけたら、通貨安戦争を扱っていましたね。
ボクは、御存知の通り円高容認派ですが、素人予測では60円台まで行くと言っては、嫌われています。
それはさておき、NHKは韓国ウォン安のトリックに言及していない。なぜ?

来月のG20の議長国は、韓国であります。必死の為替介入政策をもってしてのウォン安。
どう説明するのでしょうか?
債務の多さで説明する以外にないのでしょうか?

いずれにしても報じない日本のメディア、不思議であります。
「宇宙戦争」「資源戦争」に続き今は「通貨戦争」であります。

2010年10月7日木曜日

訃報:モータースポーツジャーナリスト西山平夫さん

F1ブーム第1黄金期の80年代後期。
当時ボクはF1ファン歴が30年とあって腰掛け程度でF1プレスに関係していたときがありました。

グループ内の出版社にF1専門誌を発行する部署があり、嘗てのボスがそこの編集長に異動したので、F1通の人材不足とあり急遽狩り出されて有休を取っては世界各地のサーキットのプレスルームに出没したものです。

そのときは日本のF1界には本当に人材が足りなくて名前のある人でも、正直オイオイという方々が多くおりました。
しかし尊敬に値する中に、この西山さんがいらっしゃいました。通称ヘーちゃん、その後温帯=御大と呼ばれ親しまれた方です。

容易で親しみやすい文章と鋭い洞察力は天下一品でした。喩えも博識で粋でした。
今年の5月に肝臓がんが発見され以来サーキットに顔を出すことはありませんと聞いています。
ボクは、シューマッハが復帰して以来F1への情熱が急に冷めほとんどF1から遠ざかりました。同時に彼の原稿も読むことがなくなりました。

誰にも愛された西山平夫さん。享年58。心よりご冥福をお祈り致します。平ちゃん有難うございます。どうか安らかに。合掌。ロックンロールな人でした。あぁ寂しいなぁ。

2010年10月2日土曜日

中国と北朝鮮新指導部

「新指導部と協力拡大」=北朝鮮書記に表明―中国主席

【北京時事】中国外務省によると、胡錦濤国家主席は2日、北朝鮮の崔泰福朝鮮労働党書記と北京の人民大会堂で会談し、「朝鮮労働党の新指導部とともに、各分野での協力を拡大していきたい」と述べ、引き続き中朝関係を強化する方針を伝えた。(時事通信)


中国経済は、言うほどにけして明るいものではありません。
砂上の楼閣的姿が徐々に露呈しています。

目下、元切り上げ、外国資本の撤退の流れに頭を悩ましています。
北朝鮮への投資は、中国内陸部開発と同じこと。
それよりも効果的な投資効果があります。
北朝鮮は、バブルへの道をたどる可能性さへあります。

安価な労働力、港湾確保、外交カード、防衛ラインなどなど。
そして新植民地的対象でもあるわけです。

2010年10月1日金曜日

茶髪ってもう時代遅れだろう!

ロッテめでたくCSシリーズに。オメデトウ!
西岡はイイねぇ。
昨年の狂信のファンへの抗議アピールも意味があったねぇ。

その西岡、やっぱり黒髪が精悍を増しさらにいい選手に成長した今シーズン。(終わっていませんが)

すっかり茶髪も時代遅れになったのに、いまだに茶髪の選手もいる。
阪神に、です。
昨日、負けを食らった投手です。
そして今夜、負けてしまいました。
ドタ負け。

あんなに凄いピッチャーなのに。
黒髪の方が、似合うのに。

茶髪の多いチームは、阪神、そして日本ハム。
まぁ阪神には、まだ道は残っていますが、日ハムは、ドボンでした。

それにしても今夜の阪神、この期に及んでソリアーノに一勝を献上。
有難うございました。

来年は、日本男児こそ黒髪です!
阪神は、来年も茶髪かも。

では今夜はこの辺で。

グランド・セオリー復権

昨夜は、某大手企業(非音楽業界)の役員を務める友人と会食。
TOKYO BOOT UP!についてあれこれ聞かれました。

日経に掲載されたことの大きさを感じました。

TOKYO BOOT UP!を、新しいことだと認識していることに、
「特にあたらしいことではない」と答えると、驚いていました。

TOKYO BOOT UP!は、単にやり切れていないことを再検証しているだけです。

それは今注目されている「グランド・セオリーの復権」という流れに沿っています。
新しいとか古いとかいうことではなく、基本をもう一度見なおそうという発想です。

基本抜きに一気に新しいことへ飛んでも、トンデモありません。ゴメン。

「音楽見本市」という概念は、とくに新しいわけでは、ありません。
ただ単に、世界2位の音楽業界にありながら、インフラ的役割を果たす「音楽見本市」や潜在的な層の厚さを可視化できる機会がないことが、問題なのです。
キャリアが必要な新人にどうキャリア作りを提供していくのか!
これが業界の基本中の基本です。

かの地では当たり前のことが、この地ではないこと。
例えば、オープニング・アクト(前座)も同様などなど。他にもたくさん。
メディアもすっかりその辺の役割を果たすことも忘れています。

しかしかの地の形を真似ただけでもうまくいきません。
その本質にしっかり視座してやり遂げる能力も要ります。

その辺を踏まえて改善した次回のTOKYO BOOT UP!にしなくては。

今日から10月。衣替えですね。残すところ今年は後92日。
アッという間に2011年がやってきます。

3ヶ月なんて・・・時の速さを、この前、散々味わいましたからね。

衆さん、好い週末を!