2011年8月8日月曜日

初盆

7月、8月といろんな出来事があります。
特に訃報の嵐。先週末も友人の愛妻の訃報が舞い込みました。公私にわたっての訃報の数がひと月チョットの間に我人生の中で最多と言える惨状です。 

あらゆる生物の中で、人間との他の線引きは、死者へ対する弔いの念はまぁ猿、犬、猫や馬など高等知能動物にもあるけれど、霊仏を信じ(なくとも)尊ぶ感情を持っていることが両者の間の大きな差かと思います。その感情を司るのが、記憶。思い出。

お盆が近いこともあり、特にそんなことを思うこの頃です。上海で昨年11月暴徒に襲われ不慮の死を遂げた親友の初盆であります。不覚にもまだ墓参りも済ませていません。バンクーバーが地図以上に遠く感じますなぁ。

2011年8月6日土曜日

ちょっと更新まで

久しぶりの更新です。

最近facebookが日常化してこのブログでじっくり30分というパターンより、息抜きも兼ね、そっちの方が性に合いますなぁ。

安否確認仲間もfacebookに複数いるとあっては、軽便性で勝りますから自然とそうなります。

ツイートするほど器用でないし、140字にまとめる才もなく、まとめるうちに10分や15分経っていることもある。発言するにサ~ッととはいかんです。ついつい力が入ります。で、結局そっちは放置のまま。

先月末に久しぶりに帰郷しました。目的は老両親の御機嫌伺いとカラダのメンテでしたが、311以降最大の余震に遭遇。午前3時45分、前揺れもなくガァガガときて古い家をシェークして音を立てて震度5強。

仰々しい大きく古い茶箪笥の前に陣取って寝ていたボクは、直ぐ様両手で押さえましたわい。まぁ傍で見ていれば、谷中に肌着すがたのオッちゃんと茶箪笥と押し相撲の図でありましょう。

老いた両親は、とっさに起きて懐中電灯を点け玄関に行って戸を開ける手回しの良さに感心しきり。まぁ母の口からは、ナンミョウとかとっさに出て仏様のお力にすがるあたり冷静なのか諦めなのかは不明でしたが、愚生が頼りにされない一抹の失望を覚えながら短い揺れが幸いして一同無事で眠気もいい感じで戻りました。

それにしても余震は今後も続くでしょう。2年は覚悟せねば。その間の老いた両親には負担でしょうな。いろいろな現実と将来の姿を話題にし語らった2泊3日の帰郷は、いつもと違うものになりました。

と言って沈むことなど性にも合わないので、少し泰然とする方へメータを動かしなさいとのお告げでしょうなぁ。ではまた。