2010年10月25日月曜日

反日デモから反政府デモへ 今読もう「北京炎上」

チベット族デモも拡大 中国語教育の強制に反発 

 【北京=川越一】反日デモが続く中国で、少数民族による政府への抗議デモも広がりをみせている。中国語による授業を義務づける教育改革に対しチベット族が反発し、青海省チベット族居住区で火がついた学生による抗議行動が首都北京にも飛び火した。民族同化をもくろむ当局のいき過ぎた教育改革が、漢族への不信感を増幅させている。(産経新聞)


2007年のベスト3の本の1冊が、「北京炎上」。今後の中国をシミレーションする本としてとても印象深いものでした。

尖閣列島事件以降の中国の反日デモの行き着く先は、全土に広がる反政府デモかと想像していたら、まさにそんな流れになっていますね。

どうぞ読まれてはいかがでしょうか。お薦めします。

以下Amazonから

北京炎上-天文事件ふたたび
内容(「BOOK」データベースより)
2014年、中華人民共和国は民衆の不満に満ち満ちていた。混乱する政治、腐敗する役人、農村の困窮…。東西新聞社の北京支局特派員・田波は、出張から北京へ帰ってきた。しかし自宅にいるはずの中国人の妻・鳴風は失踪していた。不安なまま夜をすごした田波は他社の特派員から重慶で暴動が起きていることを知らされ、身分を偽って現地に赴く。市役所に立てこもる村民に武装警察は武力突入を敢行し、多くの死者が出た。その様子を記事にした田波に中国公安部の手が忍び寄る。さらには行方不明となった鳴風もまた反政府組織に関わっていることが判明する!中国各地で起きている暴動がやがて大きな奔流となって、新たな天安門事件に発展するまでを綿密に描き出した待望の近未来小説。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
水木 楊
1937年、中国上海生まれ。自由学園最高学部卒業後、日本経済新聞社入社。ロンドン特派員、ワシントン支局長、外報部長、論説主幹等を経て、作家活動に入る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)