◎ボクも含め周りでは、避難するか否や、やるか否やなどなど結論を迫られる状況に追われました。
◎福島の実家に電話で知った新たな事態。隣接する叔父一家5人が従兄弟の説得で茨城に急遽避難。これにより本家の叔父と叔母、そして両親の4人が残されたことになります。避難した予科練叔父から誘われたものの居残ることを選択した父母。
◎彼らの間にある種の惜別感が漂ったことは容易に分かります。ここはふたりの力を信じ適宜電話をすることが目下ボクにできること。しかしなんとも歯がゆいことしきり。
◎ニュースでは、明日早朝より機動隊の放水車で冷却と。機動隊員10人の今夜の心境と覚悟を思うと、へこたれるわけには行きません。必死の覚悟で不眠不休で頑張る人たちがあの現場に留まりまた明日突入する人たちがいる。感謝の念と無事の祈りを捧げ成功を信じよう。大きな力を込めて精気を注入してお祈りを続けよう。
◎日本の原発についてのお知らせ;英国大使館
元: Paul Atkinson 2011年3月15日6時55分 http://www.facebook.com/notes/paul-atkinson/japan-nuclear-update-british-embassy/10150111611771235
##ポールさんのメモを翻訳してから本人が原文に3カ所を修正しました。文中に示します。トム さきほど東京の英国大使館の会見から戻ってきました。日本の原発の現状についてでした。英国政府主席科学顧問(Chief Scientific Adviser)ジョン・ベディントン (Sir John Beddington)が代弁者をつとめ、数名の原子力発電の専門家も同席しました。日本の現状について、彼らの状況判断は下記の通り: ●比較的悪い場合(1個の原子炉の完全メルトダウンとそれに基づく放射性爆発の場合)、避難エリアの30キロ(訂正前:50キロ)は人の健康の安全を守るために十分な距離でしょう。もっと最悪な状況でも、(2個以上の原子炉がメルトダウンする場合)1つの原子炉のメルトダウンのときと比べ、被害にさほど変わりはないでしょう。 ●現状の20キロ退避指示区は現状の放射能レベルにたいして適切な範囲でしょう。このまま炉心への海水注入を続くことができれば、大きな事件を防ぐことができるでしょう。これからさらなる地震と津波が起きた場合、海水注入ができなくなる可能があり、その場合上記のメルトダウンが起こる可能性があるでしょう。 ●基本的に、専門家は東京住人の健康への悪影響はありませんと予想してる。健康に悪影響を起こすために現状の放射能の何百倍のレベルが必要。専門家はそのような状況にはならないと言う。(しかも、専門家は妊婦や子供へ影響するほどの放射能を基準にしていた。健康な大人にとってはさらに放射能のレベルが高くならないと影響はないという。) ●専門家は風向きは関係ないと言う。東京は現場から十分離れてるので、影響はないでしょう。 海水注入を続けることができ、原子炉を冷えることができれば、状態は大きく上向くでしょう。 (訂正前●海水注入を続けることができれば、原子炉が冷え、10日間後に状態は大きく上向くでしょう。) ●日本政府からの情報は複数の独立した団体によりモニタリングされつづけ、放射能のレベルに関しての情報は的確と判断されてる。 ●チェルノブイリとは全く別な状況です。チェルノブイリの場合、原子炉が完全メルトダウンし、手を付けずに何週間も燃え続けた。チェルノブイリでさえ、30キロ(訂正前:50キロ)に避難ゾーンがもしできたら、十分に人の健康を守ることはできたでしょう。チェルノブイリの場合、事件から何年も後まで現地の食料や水に含まれた放射能は一切モニタリングされなかったと、危険性についての情報も全く知らせなかったせい、汚された食品、麦、牛乳や水などを食べ続けた現地の人々が病気になった。事実は隠されたチェルノブイリの事件とくらべ、今回の非常に開かれた福島の事件もその意味でも大きく異なるでしょう。 ●ブリティシュスクールの学長が、休校をつづけるべきかどうかを尋ねた。専門家の答えは、放射能に関する恐れのためならば休校は必要ない。余震や建物の状態などに関する理由はありえるかもしれないですが、科学的に放射能の恐れは 子供にとっても全くありません。 ●ヨード剤の補充に関して、専門家はヨード剤は現場で放射能を体内に吸収した場合や汚れた食料を食べた場合だけ必要と説明した。それに、ヨード剤の長期的利用は健康によくないと話した。 会見は驚くほどフランクで正確でした。専門家の判断によれば、原発からの放射能の恐れよりも、地震と津波からの被害はもっと大きな問題でしょう。 専門家の判断を信じましょう! (荒い翻訳を許しください。間違えなどが見つかった場合、連絡ください。トム)
作成:: Tom Vincent