2011年4月2日土曜日

震災備忘37 結婚悪くないかも

◎今日は本当に温かい一日。日中汗ばむ陽気の中九段下へ。途中靖国神社の桜鑑賞。満開まではあと一歩でも心が和むこと和むこと。富士山と桜は日本人の絶対DNAにプログラムされていますなぁ。

◎いわきの実家も穏やかな日ながら夕方より強い風に見舞われている模様。明日は温水器の修理が来るとか。いよいよ23日目にして自宅で風呂が。風呂の効用は健康には欠かせない。特に老人には!ちゃんと直りますように。

◎毎晩高齢夫婦が二人でカラダを拭きあう絵を想像すると夫婦ってエエなぁとも思うがそんな生活ともオサラバするワケだ。震災後のボクの変化に結婚っていいかも(?)ってぇのがある。ヤバイなぁ。さて明日は相当に冷え込む予報。朝は特に注意。

◎菅総理の被災地訪問。総理の「政府も頑張りますからみなさんも頑張って」って、ボクには、頑張ってと言う勇気はない。揚げ足取りになりますが「安心してください、死に物狂いで頑張りますから」とは言えないものか?どこか他人ごとに聞こえてしまう。民は1流政官5流とチラホラ聞こえる今、とにかく死に物狂いで信用回復に頑張っていただこう。

◎今日はアメリカ人の友人からBCCでこれからの日本の放射能汚染に関する恐怖を煽るようなメールが入った。ご本人は心配のあまりパニクって送ったのだろうが、正直だからなんなんだよぉ~!としばらく不快に陥る。しばらくしてアレは読まないでとメールがきた。百歩譲って、今頃ご本人は自己嫌悪に苛まれるていると思うと同情する。まったく付き合ってる時間などそんな余裕ないのだけど。一方今日あったアメリカ人3人は、マスク無しTシャツ姿。こっちの方がマスク、キャップ、手袋、ウィンドブレーカー。アメリカさん逞しいなぁ。

◎片倉さんからの北帰行レポート。

福島県へ入った瞬間に緊急舗装箇所が多発、と書きましたが。本当のその大きさが尋常ではない。
よほどの規模で道路が寸断されたのですね。
貨物を積んだ大型トラックが、大きな補修箇所を通過する度にブレーキを踏みながら
減速して通過している。
異様な光景です。

栃木県内。
交差した架橋を走り抜けて行った新幹線の灯かりを見て、とっさに涙が出ました。

これらの神業を、たったの3週間で目の当たりにしている。
寝ずに寒い中を24時間体制で工事に従事してくださった日本の力を改めて誇りに思います。
本当に、走りながら泣けてきました。
東北道は今後車線規制をしてでも「きちんとした工事」が必要でしょう。今のままでは80キロ規制が限界。
通い慣れた東北道を元へ戻してくださるでしょう。
この国の底力を信じています。

放射能漏れがあれこれ言われています。
距離はあっても地形の理由でしょう、福島市内は依然高濃度。
しかし!
昼間は列を作るというガソリンスタンドで先に給油を済ませて辿り着いた福島駅前のホテル裏の駐車場脇では、深夜にスケボーを楽しむ若者たち。苦笑しちゃいました。
マスクなんかしていない!
度胸が据わっているのか、単なるお気楽ものたちなのか。
でもこれからの日本を作り直すのは、間違いなく彼らです。