2011年4月27日水曜日

震災備忘75 政府 計画的避難、県外案提案

 福山哲郎官房副長官は26日、全域が「計画的避難区域」となった福島県飯舘村の菅野典雄村長、一部が指定された同県川俣町の古川道郎町長と首相官邸で会談し、県外に避難する案を示した。
 菅野氏らは住民生活が維持しやすい県内の避難先を見つけるよう求めた。
 両首長によると、福山氏は避難先の例として、複数の具体的な県名を挙げた。菅野氏は「皆さんに『仕事を捨てて、生活を捨てて』と言えますか。そんな簡単な話ではない」と反発した。その後、記者団に、「国も一生懸命考えているが、(県外は)現実には難しい」と語った。
 枝野官房長官は同日の記者会見で、「できるだけ住民の要望に添った形で避難先を確保することで、調整、努力している」と述べた。(2011年4月26日20時57分 読売新聞)

 
とうとう懸念されたことが現実的な段階に来ました。憤りを最近通り越して、なんというのか、いろいろ考えさせられます。いまは政府だ、県だ、東電だと言えば言うほど虚しくもなるので、なるべく大人しくしているのですが。その先のイメージを持っているだけに、だから言ったじゃないかと…まぁそんなことを言っても。

最近大手新聞では震災そして原発危機を巡った政府への検証報道が目立ちますが、その報道の真実味はどうであれ読めば読むほど矛先がはっきりしてきます。
計画的避難地域は、間違いなくジワジワ広がっていきますからね。ちょっときついねぇ。
ところで政府側から名前が挙がった、具体的な県名って?