2011年5月10日火曜日

震災備忘88 エネルギー計画白紙見直し?

エネルギー計画、白紙見直し=原発重視修正も―事故検証で3原則・首相会見
 
管直人首相は10日夕、首相官邸で記者会見し、東京電力福島第1原発事故を受けた今後のエネルギー政策に関し「従来のエネルギー基本計画は白紙に戻し議論する必要がある。」と述べ、原子力発電の推進を盛り込んだ現行計画を白紙で見直す考えを明らかにした。(ウォール・ストリート・ジャーナル日本版)

◎原発に関しボクは反対派に属するのだが、そう簡単に原発の鎖から解き放されるものか?と疑心がある。原発は次世代型原子炉の時代突入している。次世代型とはTraveling Wave reactor=TWR)と呼ばれる進行波炉は、ウラン濃縮過程で生成される悪名高い劣化ウランを使用して、最長100年もの間に燃料交換を必要としない、つまり放射能が出ない原発が可能とされ技術が確立されつつある。しかも10万~100万ワットの出力が可能という。

◎進行波炉の研究開発を行っている、テラパワー社は東芝・ウエステイングハウス/三菱・アレバなどで開発したもので筆頭株主はビル・ゲイツ。さらに大投資家ウォレン・バフェットが加わりウラン鉱山と次世代原発製造会社に投資するタッグを組んだ。こうした背景がどう影響するのだろうか。要観察だ。また、「日米がモンゴルと核廃棄物管理で協議」なんてニュースにも注意深く見る必要もある。

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