2011年5月6日金曜日

震災備忘86 オリジナルな顔とは

おはよう福島!

◎早朝胸が苦しくなって目を覚ました。大体こんなことは、寝具の隙間から冷気が入り混んでおきるものだ。身体が冷えてしまった。長袖と腕の隙間の冷気で上腕の体感がさわさわしている。こんなときは決まって苦しくなる。窓越しの空は雲が厚い。立夏とはほど遠い朝だ。この感じでは12,3度だろうか。

◎いわきも同様に肌寒く暑い雲に覆われている。厚着して来いと父の指示。風は東後に北東の風。放射能の風下のなか時速80kmで北上することになる。気が引き締まるなぁ。震災後初帰郷である。

◎昨夜は8時過ぎに西麻布の親友宅にお邪魔して誕生日シリーズの最終日を迎えた。「なんちゃってメキシカン」と「キーマカレ―」をご馳走になる。奥方は料理のセンスが抜群で外したことなど、まずない。「なんちゃって~」は、アボカドワカモーレ、セロリの葉、サーモン、玉ねぎスライスなどがトルティーヤの上に盛られている。つまりタコス。メキシカンを奥方流にアレンジしたオリジナル。キーマもこれまたきーまっていた。素晴らしいのは、お店が出せるほど完全にオリジナルな形に仕立てている点。

◎最近昔の後輩同僚がよくTVに出てくる。数日前もカメラに向かってきれいなお辞儀をしていた。目をカメラと記者に合わせ、腰を折り曲げ、目を閉じその姿勢を暫し保っているとても形の良いお辞儀だった。言っては悪いが、同日賑わした富山のユッケ事件の社長のお辞儀と態度とは段違の差がある大違い。その対比感はおそらく釈明会見の例となろう。

◎その良い例の主人公。彼の顔とその雰囲気が、とても良い。もともと端正で知的で品のある顔だったが、思いもよらぬ人生の展開にも、ここ10年の間にポジティブにそして適量な厳しさも刻まれまっとうしてきたことを物語っている。はたして1億人の流出事件がもたらす経営問題が彼の顔にどう影響するのだろうか。

◎顔にすべてが出るものだ。その点オイちゃんはもう勝負が付いているのだが、まぁ終わっているかまだまだかは、これも自分次第ではある。一人ではどうにもならない部分もある。人様に育てられるもの。例え還暦になっても尽きることはない。欲張りかな。日々是人生修業。

♪ JIMMY CLIFF / The Harder They Come

今夜より9日まで更新をしませんので、ご了承のほど願います。