なんでもNHKの9時のニュースのトップが相撲八百長事件だったとかで、それよりエジプトだろうって声が聞こえてきます。大昔某局の報道部のニュース班で走り回っていたときのトップ扱いで怒号が飛び交った何十年前のシーンが脳裏に再現されました。NHKの現場とてきっと同じでしょうよ。おそらく映像素材の扱いが間に合わなかったのでしょう。舞台裏を知る身としての現場擁護を・・・m(_ _)m
事実10時には、こうしてカイロ デモ隊どうしが衝突ちゃ~っと扱っているようですし。
さてAOLのあるところにCIAありとはインターネットが話題になった頃よく囁かれました。インターネットはご存知のように軍事上発展完成されたIT技術ですが、いまでは当時の比でないほどIT技術がコモディティ化されました。いくら管理しようにも追いつかないイタチごっこが今度のエジプト危機(内乱化?)でも証明されました。
アルジャジーラはエジプト当局から現場の取材機材を没収され取材活動禁止に追いやられました。どっこいそれに屈せぬアルジャジーラ。あらゆる手を尽くし踏ん張っています。
世界のメディアがここにアクセスしています。Al Jazeera English: Live Stream
生中継と映像オンデマンドにより世界にナマのエジプトが視聴可能にしています。
さらに感心させられるのは、クリエィティブ・コモンズのライセンスで他社の報道機関でも自由に使えるようにした多数の利用可能な写真をFlickrに掲載したことです。
Al Jazeera English's photostream
現場最前線は、おそらくこんな感じで民衆のIT作戦を報じています。
Interview with anti-government protester at Tahir Square
こんどの騒乱で顕著なことは、ソーシャルメディアの活用は当たり前で、下記の有力メディアのようにツイッターを最大に活用。エジプト危機専用のアカウントを開設しています。
・CNN http://twitter.com/cnni/egypt
・The New York Times http://twitter.com/nytimes/egypt
・Al-Jazeera English http://twitter.com/AJEnglish/egyptprotests
・NPR http://twitter.com/nprnews/egypt2011/
さらに評価注目すべき点は、メディアの質と信頼を得るために質の高いフォロー、その神経の配り方です。
これらエジプト危機の行方とIT技術の関係と利用ノウハウを物語る典型になるまさにエポックメイクな出来事ですなぁ。
さらにさらにそんな実態の背景には、こんな事実もありました。なんともグッドタイミング。
ところで中国はやっきになってこの流れに釘付けでしょうね。