太陽表面で巨大爆発を観測 通信障害の恐れ
情報通信研究機構は16日、大規模な「太陽フレア」を日本時間15日に観測したと発表した。太陽表面で起こる巨大な爆発現象で、同機構は、地球周辺の電離層が乱れて人工衛星の通信障害などが起きる恐れがあるとして注意を呼び掛けた。
同様の大きな太陽フレアは2006年12月以来4年2カ月ぶり。
15日の太陽フレアの発生はまず地上の電波望遠鏡の観測で判明し、その後、光学望遠鏡でも確認された。電離したガス(プラズマ)が大量に放出され、早ければ17日にも地球周辺に到達。その後数日にわたり地球の磁場や上空の電離層が乱れ、衛星放送が映りづらくなったり、衛星利用測位システム(GPS)に誤差が生じたりする恐れがあるという。
太陽活動はほぼ11年周期で変動し、ここ数年は活動の弱い期間が続いていた。今回の巨大な太陽フレアは、太陽活動が再び活発になった兆候とみられるという。(共同通信 2011.2.16)
そして、こんなときは、宇宙天気ニュース。
太陽風は、440~480km/秒とやや速度の高い状態が続き明日以降の太陽風の乱れに注意と言っています。天気不安定になりますよ。週末まで注意を。