2011年1月2日日曜日

寝姿

寝姿ってものは、憎いやつでも可愛いものです。

合宿中憎い先輩のその寝姿をみて、おいおいイメージ違うじゃん、と思ったものです。
また、大抵の男は、利き手がパンツに入って大事なところを握って眠る、とその合宿で発見したものです。
合宿は、オトナになるには不可欠な生活体験であります。いろいろと。

で、このどうにもサブイ季節になると寝姿事情が違ってきます。

NY在の頃は、外は零下続きの厳冬でもアパートは別世界です。
暖房が効きすぎて、Tシャツにシーツ一枚を上に掛ける程度で実に快適睡眠ができます。
とにかくカラダに負担がかからず心身がリラックスゆっくり眠れるのでした。

国とは、少なくとも「暖」と「食」を与える責務があるなと再認識させられたものです。
ちなみにスチーム暖房のパイプの付設延長総距離数は、NYはモスクワについで2番目です。
かつての冷戦関係の2大国は、暖房で競い豊かさの象徴とした、と解釈してもあながち間違ではありません。

さて帰国後の冬、180度違う部屋の環境では厚く重い掛け布団と寒さにカラダは悴み縮こまりました。
寝返り打つにもガッチガッチで難儀な日本。

さらに福島に帰郷して自分の部屋で寝るなどしたら、それはもう牢獄ですなぁ。
冷え切った蔵で漬物石の下で寝るようなものです。

まぁそれでは寒いだろうと何枚もの布団を用意、そして湯たんぽまで入っているといくら鈍感なバカ息子でもジーンとします。
それで少し重みが減り老母老父の愛情を感じるわけです。

まさにリラックスとは、愛情の賜物でありますなぁ。
それゆえ相手にもプレッシャーなど掛けたくもない、まぁそんな年にしたいものです。

このワンちゃん、一体何を夢見ているのやら?
  ↓
http://www.youtube.com/watch?v=zGjgyZk6OkI&feature=player_embedded
和みます。愛情をいっぱい受けた寝姿ですなぁ。
良い育ちかたをするでしょうに。