2011年6月4日土曜日

震災備忘106 菅直人と官僚のエゴ 

おはよう福島!

◎いわきの母。今朝の放射能は下がっているし天気も上々と声も大きい。安心して電話を切る。

◎一方の愚息は昼近く起床。10時間近く寝ただろうか。その間に3回起きた。生理現象がまだ機能しているので一応安心。
疲れが根っこに溜まっている。疲れ漬け。乳製品大好きだから乳酸菌いっぱいのお美味そうな漬物状態。商品名はケンちゃんの疲れ漬け!

◎起床後超濃度なコーヒーをすすりながらネットで各紙をざっと回遊。菅総理自身の軟調姿勢が報じられていても管降ろしの論調が目立つ。そう、もうだれも菅直人という人間を信用していないことが白日のもとに晒されされている。

◎このままなら両院議員総会まで行き決議される結果は容易に分かる。2日の代議士会が名誉ある辞任の最後の舞台だったのに。しかしなんとも時間の無駄、タダ飯ぐらいの烏合の衆に見えてきますなぁ。ケンちゃんの疲れ漬けでも陣中見舞いに届けましょうぞ。タダ飯がさらに美味くなる事うけあいます。

◎不謹慎な冗談はさて置き、日本政界の手詰まり感と横暴、2万4千人の死傷者を出した災害さらに希望を失った被災民。今後その状態で絶えていくだろう数々の高齢者。さらには被爆の今後。すでに被爆者は何千万人に及んでいる事実などを同認識しているのでしょうか。

◎例の菅総理のいわくつきの「メド」発言。「冷温停止状態」がそれでしたね。冷温停止までの長い距離かつ茨の道。このまま冷温停止にたどり着く保証はまだまだ不透明です。なんせ海水冷却ですから。海水を淡水化へ変換する装置が機能するまであとどれだけの時間が要るのか?

◎さて放射能に注意!がいっせいに流された頃、たしか12日だったか?実はあの頃は、福島原発危機の正確な状況はほとんどわからないほど混乱していたことは容易に想像できるのですが、それが百歩譲ったとして、開いた口を両手で戻さない限り塞がらない驚愕の事実が、わかりました。

◎あの3月12日朝。福島原発では「テルル132」が検出された意味は?「テルル132」は核燃料が1000度を超すと検出される放射性物質です。

◎実はEPA(アメリカ合衆国環境保護庁)は4月24日に、大気中からテルル132を検出したと発表していました。最多検出量を記録したのが3月19日アラスカです。1000度以上の条件とは、最臨界を意味します。半減期は、3.26日。3月12日福島県浜通りの人たちは、ヨウ素131、132,セシウム134,136、137、テルル129、132確実に浴びた公算が高いのです。それら放射性物質の半減期を待ち検知されなかったような時期を見て恣意的に発表したと思われるのです。それは、つまり隠蔽以外の何者でもありません。

◎政治の混乱は、新しい清心と清風で吹き飛ばして、一刻も早くすべて問題に関わる複雑多岐な綾糸を解し原発危機に取り掛からなければ!死傷者2万4千人の事実認識と、塩漬けにされている原子炉が今後どんな危険を孕んでいるかを想像できるセンスを政治家と全国民は日常の中で意識する必要があります。