2010年6月30日水曜日

チャイワン時代と半島情勢

<中国>台湾と経済協定締結 800品目で関税撤廃
 【台北・大谷麻由美】中国、台湾双方の交流窓口機関は29日、中国重慶市で自由貿易協定(FTA)に相当する経済協力枠組み協定(ECFA)を締結した。1949年の中台分断後、包括的な経済協定締結は初めてで、経済の一体化が更に進む。関税撤廃で台湾企業の中国市場における優位性が高まるのは確実で、日本や韓国企業にも影響を与えそうだ。(毎日新聞)


◎「チャイワン」時代がとうとう到来ですねぇ。中華経済圏(中国、台湾、香港、マカオ)の域内総生産は5兆5千億ドルの経済ブロックになります。

◎極東アジアの緊張は、こうして次第に和らいでいくのでしょうか?こうして思えば気になる南北朝鮮半島は同一民族に委ねるのが理想とも思えてきます。がことはそんなに単純ではないのが半島問題の深刻さ。

◎でもこうした流れは、当然南北の深層心理にも影響してゆくのでしょうね。経済がイズムを飲み込んでいく。

◎さらに気になるのが胡錦濤と温家宝の間で北朝鮮への見解不一致が目立ち始めた最近の中国。

◎温家宝主導の北との距離を取り始めた中国の印象に恣意的政治判断と見ていいのか、権力闘争と見ていいのか。とにかくこれもそれもチャイワンとリンクして観察しましょうか。