2010年9月16日木曜日

為替介入の罠

今日は涼しいというより、ちょっぴり肌寒いですね。

キエフの姉様のところでは、ストーブに火が入ったとのこと。

散々猛暑にいじめられたのに、暑さが懐かしいとは、人間とは勝手なものですわい。

さて、とうとう為替介入をしてしまいましたね。

円高容認派の一人として、今回の政府の為替介入には否定的な愚策と断言したい、です。

下記ロイターの記事中の財務省幹部のコメントにあるように、継続的政策として言及したから、なおさらです。

http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPnTK043836520100915

一節には、一日300数十兆円規模ある市場規模の厚さの中、どれだけつぎ込むつもりなのでしょうか。

ドルにたいして高いのは、円と元。しかし元は、円には安い。
つまり、円が最強の様相を呈しています。

実はこのチャンスを、チャンスとして捉えない人達が多くいるのが不思議でなりません。
もしや猫騙しに使ってこっそり隠れて深く潜航している気もしないでもないのですが。

さて昨日の介入は効果的と評価される中、ボクには誘い水にしか見えません。
そこまで予測して、誘いに乗ったと見せかけての介入なら、大したものです・・・が。

円の吐き出すドルを巡り不可解な動きが続く気がしてなりません。

国際動向に意識を集中して観察を怠ってはいけませんね。

まずは、尖閣列島もそのひとつです。